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30代管理栄養士ママが綴る子育てブログ。兄弟の中学受験、教育、食育、家族旅行。ときどき仕事。

【管理栄養士の職場】社員食堂②ややこしい人間関係について経験者が語る

 

今回は管理栄養士の職場の、人間関係について。


働く上で人間関係って大事ですよね……。
これが悪いと、ほんとに会社行きたくなくなる。


給料の良し悪し、休日日数の多さ、有給の取りやすさ………
色々評価ポイントはあれど、続けていくには、人間関係が一番大事だなーと思った記憶。私的には、ですが。

 

 


私が新卒の頃、3年間勤めていた大手企業の社員食堂の人間関係はといえば、


超、癖の強い人が多かったです。

 


学生時代アルバイトしていたマクドナルドのメンバーが、どれだけふつーの人達の集まりだったか、就職してから思い知らされましたね。

 


まず、従業員の内訳ですが、


調理師7人
管理栄養士1人→主に現場、献立作成(私のこと)
パートさん50〜60人


非常に大きな会社なので、すぐお隣のビル棟に、もうひとつ社員食堂がありまして、そちらにも


調理師8人
管理栄養士2人→主に現場、献立作成
パートさん80人以上


他に、ワンフロア、オフィスがあって、そちらにも


管理栄養士2人→主に経理、事務


が、配属されていました。

 


私は当時新卒、右も左もわからないひよっこ22歳。
ずっと実家暮らしで、料理もほとんどしたことなかったので、先輩栄養士や調理師には何も出来ないことバレていたと思います。笑


そんなひよっこ管理栄養士の私が、ご迷惑をおかけしたであろう、超、癖の強い管理栄養士の先輩たちをご紹介したいと思います。

 

 


【超、癖の強い管理栄養士たちをご紹介】


⚫︎S田さん(推定45歳)
主任。短大卒業後、会社ひと筋、歴25年のお局管理栄養士。独身。
小柄だけど、めちゃくちゃ気が強い。気の強さは顔からも伝わる。眉毛がキッとへの字だからかな。
お昼の販売が終わると、三角巾を取って事務所に戻ってくるんだけど、ヘアスタイルには並々ならぬこだわりを持っているようで、三角巾を付けていた跡も、一つに結っていた跡も消して、前髪ふんわりサラサラセミロングに下ろして戻ってくる。トイレでドライヤーでもかけてるのか?って思ってた。
お局オーラバリバリで怖いけど、料理のアイディアはすごい。なるほどオリジナリティ溢れるし美味しい!と思うレシピをいつも考えてくる。料理名に"彩"って付けるのがお気に入りらしい。『10品目の彩(いろどり)サラダ』みたいな。
POPを描くのも上手くて、イラストレーターだかの資格を持っている。
ちなみに、25年も現場にいる理由は、本社の栄養士とウマが合わないかららしい。

……ただ、こうして振り返ってS田さんのことを思い出してみると、具体的に嫌な人だったというエピソードはないかもしれません。
気の強さは有名だったので、本当に気は強かっただろうけど、私の方が恐縮しすぎていてまともに関わったことすらなかったです。
超苦手だったけど、嫌いではありませんでした。

 


⚫︎S藤さん(30歳)
短大卒業後、会社ひと筋、歴10年の管理栄養士。独身。
お笑いが大好きで、ご本人もお笑い業界にいそうな陽気な雰囲気をお持ち。女芸人のオカリナに似てる。
献立はお持ち帰りしないで会社で考えた方が残業代稼げるよ〜と教えてくれた先輩。他にも、会社の人とはタイムカード上の付き合いだと思えば楽だよ、とか割り切っていて、気難しいお局S田さんとも、うまいこと付き合っている。でも裏では、本社の栄養士と一緒になって、S田さんの愚痴を言ってたり、S田さんの前では本社の栄養士のことを文句言ってたり、裏表があるので私は苦手だった。
料理のアイディアやセンスは素晴らしい。仕事がすっごく早くて尊敬。一度、S藤さんにブチ切れられたことがある。(キレられて当然のことをやらかしたから仕方ない)

また、逆に、S藤さんのミスを若手の私のせいにされて、ショックだったこともある。あのときはトイレへ駆け込んで泣きましたね〜。

 


⚫︎I上さん(推定50代前半)
主任。3人の子持ち。職場結婚。白髪が目立つせいか、年齢より老けて見える。
お喋りで気さくな大御所。怖いオーラもなく、当時の私にとって母親世代だったので、頼れる癒し系の上司だった。
ほとんど現場には入らず、オフィスで主に給与管理と事務を担当している。
私が産休育休を取ったときも、I上さんに色々お世話になった。

 


⚫︎T本さん(推定50代後半)
主任。既婚。結婚を機に退職したが、子育てが落ち着いてから再雇用されたらしい。見た目、完全におばあちゃん。
お喋りで気さくな大御所。何を担当しているのかよくわからないけど、I上さん同様現場にはほとんど入らず、オフィスで見かけることが多い。多分お弁当関係の事務の仕事をしていたと思う。

 


⚫︎A川さん(27歳)
私の前任の管理栄養士。2週間ほどA川さんについて働き、一日の流れや管理栄養士の担当する仕事などを引き継いだ。
彼女自身は、既に寿退社が決まっていて、私への引き継ぎの2週間が終わったら退職。明るくてフレンドリーな人だったので、本気で辞めてほしくなかった。勤めていたのは7ヵ月ほどだったらしい。

 

 


そして、入社してから2年め、早くも後輩が入って来ました。

 


⚫︎N村さん(22歳 ※私が23歳のとき)
新卒。大学時代は一人暮らしをしていたそうで、料理上手らしい。実家の兄弟も多いらしく、大量の揚げ物を手伝うことも多かったとか。親しみやすい容姿と雰囲気で、2年めの私より、お局S田さんや、先輩S藤さんにも気に入られていたと思う。
新メニューの提案も、私のはボツになったけど、N村さんのメニューはお局S田さんに好評だったことも。
仕事出来る印象だったし順調かと思いきや………私が産休育休を取っている間に、突然辞めてしまった。結局勤めていたのは1年半ほど。パートさんの話だと、調理師の上司に毎日のように怒鳴られていて可哀想だった、と。

 

 

 


私が働いていた3年間、主に、以上の6人の管理栄養士と関わっていました。


結局、私も育休明けて半年ほどで辞めてしまったし、同世代のA川さん、N村さんも結婚や実家の手伝いを理由にして短期間で退職。


残っているのは、皆さん大御所な管理栄養士ばかり。


また、うちみたいな社食には、数人、男性調理師がいたけれど、料理人って言葉が乱暴なひと多いんですよ。お客さんの前で怒鳴られたりとか、卵投げつけられたりとかありましたから。(卵については、私相手にじゃないですよ。調理師間の話。今だったらパワハラとかのコンプライアンス違反で問題になるな……)

 

そんな落ち着かない職場で、10年以上も仕事続けられる人って、よっぽど気が強くて根性ある人か、タイムカードのみの付き合いと割り切れる人か、どちらかなんだと思います。


ええ、残っている管理栄養士メンバーがそれを証明してくれてます。

 


それでもやっぱりね、子育てを経験している栄養士は雰囲気が違うなと、あの頃はまだ独身で、子育てがどんなものなのかさっぱりだった私でも感じてましたね。


なんていうか、仕事だけ、じゃないというか。


仕事だけに命かけてる感のある、独身のお局栄養士には、独特のキツさがあって、私には絶対ついていけないし理解できないって思ってました。


仕事は超出来て尊敬してるけど、私自身が将来なりたいのは、I上さんやT本さんのような家庭を持っているお母さん栄養士。
たまに、仕事中にお子さんと携帯で会話している姿とか、なんか好きだった記憶。

 


まぁ、そんな風に思っていることは、独身お局栄養士のS田さんやS藤さんに伝わってしまってたかもしれませんね。


私が結婚すると、風当たりがますます強くなりましたから!


ひよっこのくせに、さっさと結婚してんじゃねー、仕事なめてんの?!って………そんなかんじに思われてたかもです。(逆の立場ならそう思うだろうし……)


いや、私としては、早く結婚して家事をするようになった方が、料理も出来るようになるかなーそしたら仕事も出来るようになるかなー、なんて期待も少しあったんですけどね。(そんなの上司に伝わるはずもない)

 

 


長くなりましたが、管理栄養士の職場、社員食堂における人間関係のまとめ。

 


栄養士の職場は、多くが女の世界。
女同士って難しいです。
ライフステージも様々で、ヤングミス、既婚子なし、既婚子持ち、オールドミス、空の巣世代など。
立場や環境が違えば、価値観も違う。
そんな難しい中で、長く勤めている管理栄養士ほど、気が強いです。


さらに、大抵の栄養士が一緒に働くであろう調理師には、言葉が悪かったり怒鳴る人もいます。師弟関係のある肉体労働系ってそういうもの。


そして時間を争う職場なので、何かとみんなイライラしがち………そうなると若手が当たられることも多々。


あの世界って、若者は怒鳴られて成長するものだ、と信じているひとが多いなぁと感じました。普通に言ってくれれば馬鹿じゃないんだからわかるのに、って思ってました。

 

 

お局管理栄養士や先輩栄養士にネチネチとダメ出しをされ、調理師の上司にガンガン献立の不満をぶつけられ、パートさんには(良かれと思っての提案なんだろうけど)お節介な提案をされて、それをお局栄養士や調理師に相談しに行き、またネチネチとダメ出しを喰らう。


ほんと、若手の管理栄養士って板挟み状態になって、周りにぶんぶん振り回されます。
若手でも気が強いなら乗り切れるかもしれないけど、私は自分に自信もなかったし気も強くない方なので、この環境は辛かったですね……。

 

 

そんな私も、今じゃ結婚して家庭を持って毎日食事の支度も当たり前にするようになりました。


だからもし今、社員食堂の管理栄養士の仕事をもう一度始めたら、献立作成をはじめとする色んな栄養士の仕事、出来ないことはないと思います。


でも、仕事内容よりも、給料や福利厚生の良さよりも、あの複雑な人間関係に胃を痛めるのは我慢ならないと思うので、二度と戻りたいとは思いません。


だから新米管理栄養士の子にも、社員食堂という職場はおススメしませんね………。


というか、むしろ、新米の子にこそ、社食はやめとけ!給食はやめとけ!と言いたいかも。

お母さん栄養士なら、勤務時間的なことをクリアできれば、まだ働けるかもしれません。

 

 

 

以上、社員食堂という職場の人間関係について語らせてもらいました!


あくまで私個人の経験談なので、必ずしも同じような職場ばかりではないと思いますが、管理栄養士さんの職探しの折に、少しでも参考になれば幸いです。

 


でわでわ。